2016年8月24日 - ビーシーピージージャパン株式会社
<<報道資料>>
ビーシーピージージャパン株式会社(本社:東京都港区、以下BPCGジャパン)は、このたびアイエヌジーバンクエヌ・ヴィ(本社:オランダ、以下ING)東京支店との間で、岡山県奈義町におけるメガソーラー発電所プロジェクト開発・建設の総費用の約85%、融資金額約38億6千万円のノン・リコース・プロジェクト・ファイナンス契約を締結いたしました。 今回の契約はBCPGジャパンにとって6件目のノン・リコース・プロジェクト・ファイナンス契約となります。以前に組成されたプロジェクト・ファイナンスで資金調達した5つのプロジェクト(合計出力26MW DC)は、全て建設を完了し、商業運転を開始しています。
今回の岡山県奈義町の約19万平米の事業用地に設置される発電容量約14.1MW DCのプロジェクトは、BCPGジャパンにとってこれまでで最大級かつ中国地方における最初の発電所となります。当プロジェクトの商業運転開始は2017年3月を予定しています。今回の発電所ではトリナソーラー社の太陽光発電モジュール、東芝三菱電機産業システム社製のパワーコンディショナーを採用し、EPC業務はIHIプラント建設株式会社、系統連系の自営線工事は株式会社中電工が実施します。発電された電力は、固定買取価格制度のもと、全量を中国電力に売電します。
BCPGジャパンの代表取締役社長、栗山根年は以下のとおり述べています。
「当発電所はBCPGジャパンが保有する6ヶ所目の発電所となりますが、今までの全案件の開発・建設資金は国内外の金融機関からのノン・リコース・プロジェクト・ファイナンスにより調達しました。既に操業開始済みの5発電所同様、当発電所においてもBCPGジャパンが今後20年にわたり操業・維持業務 (O&M) を実施します。弊社は今後も今までに蓄積したプロジェクト開発、建設、操業、保守、ファインナンスなどのノウハウを活用し、より安全かつクリーンな再生可能エネルギーの普及を推進します。」
INGのRegional Head of Utilities & Infrastructure Finance AsiaのErwin Maspolim氏は以下のとおり述べています。
「INGはBCPGジャパンとそのプロフェッショナルなチームを支援できることを、感謝するとともに喜ばしく思います。INGにとって日本における再生可能エネルギープロジェクトのプロジェクトファイナンスビジネスを繰り返し構築できることを名誉に思います。 INGはよく統治された日本の太陽光発電市場で蓄積された自らの経験とベスト・プラクティスを、他のアジア諸国でも活用しグローバルに継続的発展可能なファイナンス努力と顧客サービスを提供します。」
ビーシーピージージャパン株式会社は、タイの大手石油関連企業であるBangchak Petroleum Public Company Limited (BCP) の再生可能エネルギー部門を担う、BCPG Public Company Limited (本社:タイ王国)の実質的100%子会社です。日本および北東アジア地域における太陽光をはじめとする再生可能エネルギー発電事業の開発・建設・操業に従事しています。
BCPG Public Company Ltd.(BCPG)は、タイに本社を置く石油精製企業Bangchak Petroleum PCL (BCP) の子会社で、再生可能エネルギー事業に特化した会社です。BCPGは、再生可能エネルギーの独立系発電事業者 (IPP) として、現在合計180MWの太陽光発電所を所有し操業しています。 BCPGは、2015年にBCPからスピンオフし、本年度中のタイ証券取引所への株式上場を計画しています。
Bangchak Petroleum Public Company Limited (BCP)は、主として石油精製事業を担っているタイにおける石油関連大手企業です。タイ証券取引所に上場しており、2016年8月23日時点での株式時価総額は約1,253億円です。