2016年2月1日 - BCPG Co., Ltd.
<<報道資料>>
BCPG Co., Ltd.(本社:タイ王国バンコク)は本日、米Sun Edison, Inc(本社:米国ミズーリ州メリーランド・ハイツ)から同社の日本法人であるサンエジソンジャパン株式会社を約96億2,600万円で買収することを発 表いたしました。今回の買収は2016年1月27日に開催されたBCPGの取締役会により可決され、2016年2月初旬に取引完了を予定しています。買収 完了後は、BCPG傘下で従来の業務を継続していきます。
サンエジソンジャパン株式会社は、2010 年6 月の設立以来、太陽光発電所を主体とする再生可能エネルギー発電所の開発、建設、操業に注力してきました。現時点では合計で13MWとなる4 つの太陽光発電所を操業中であり、同時に合計27MW の2 つの発電所を建設中です。また、それ以外にも合計で150MW 以上の実現可能性の高い開発中の太陽光発電所プロジェクトおよび風力発電プロジェクトを含む多くの再生可能エネルギー案件のパイプラインを所有しています。
BCPGのManaging Director , Bundit Sapianchai は次のように述べています。
「BCPG は主にタイ国内にすでに180MW (118MW AC)の太陽光発電所を所有・操業しており、今回の買収はBCPG の再生可能エネルギーのポートフォリオを、地理的にも規模的にも拡張するものとなります。今回の日本進出を軸として、他のアジア諸国にもビジネスを拡大する予定です。BCPG は本年中のタイ証券取引所への上場を予定しており、今回の買収はBCPG の成長戦略の要となるものです。BCPG はこの買収前に独自に日本市場において約150MW の太陽光発電プロジェクトを既に取得しており、今回の買収により合計408MW の太陽光発電所プロジェクトのパイプラインを保有することとなります。今後、これらのプロジェクトの開発を推進し、早期の操業開始を目指しています」
BCPGは、同社の親会社であるBangchak Petroleum PCL(”BCP”)より今回の買収に向けたつなぎ融資支援を受けます。BCP社長兼BCPG会長のChaiwat Kovavisarach氏は、次のように述べています。「今回の取引は、BCPGがこの地域における有力な再生エネルギー開発会社になるというビジョンを実現するための重要な第一歩となります。BCPは、日本における成長基盤を確立するためのBCPGの買収を全面的に支援しております」
サンエジソンジャパン株式会社の代表取締役 栗山根年は次のように述べています。
「今回の買収により、BCPによるより強固な財務支援体制のもと、すでに取得・開発中の太陽光プロジェクトの推進だけでなく、新規の太陽光、風力、バイオマス、水力など他の再生可能エネルギープロジェクトへのビジネス拡大が可能となります。これらのプロジェクトの確実な開発・推進により、日本におけるクリーンエネルギーの普及及び地域経済の発展に貢献できるものと確信しております」
今回の買収に当たっては、BCPGの独占的な財務顧問はStandard Charter Bankが務めました。
BCPG Co., Ltd.(BCPG)はタイに本社を置く石油精製企業Bangchak Petroleum PCL(BCP)の再生可エネルギー発電に特化した子会社です。BCPGは再生可能エネルギーの地域的な独立系発電事業者(IPP)になる戦略のもと、現在合計180MWの太陽光発電所を所有し操業しています。BCPGは最近BCPからスピンオフされ、本年度中のタイ証券取引所への株式公開(IPO)を計画しています。
環境と社会の協調の中で、継続するビジネス開発を実施するというビジネスカルチャーのもと、Bangchak Petroleum Public Company Limitedはエネルギービジネスを実行するために1984年に創設され、ビジネス価値と社会的・環境的な価値のバランスを目標にして、努力を続けています。この目標達成のためにBCPは充分な経済哲学、コーポレート・ガバナンス、社会的責任コンセプトを、ビジネスマネージメント目標達成に適用しています。Bangchakは国内のエネルギーを確保し持続可能な価値を成長させるために、国際的な投資をすでに開始しています。